中高生の自撮り動画をつなぎ「合唱」に仕立てた、大塚製薬のスポーツ飲料「ポカリスエット」のCMが話題だ。当初は集まって撮影する計画だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で方向転換を迫られた。CMの手法を活用して、メッセージを発信する動きも出ている。
30秒のCMは制服姿の女性が部屋で自撮りした独唱から始まる。しばらくすると画面は9分割、25分割され、声が重なる。別の場所にいる若者たちの「合唱」のようだ。公開後、SNSで「遠隔でもこんな映像がつくれると一番乗りで証明してくれた」などの反応が広がった。
担当者によると、企画は昨年10月に始まった。当初は今年3月に大勢の中高生に集まってもらって撮影する予定だったが、2月下旬に安全確保を最優先して断念。撮影手法を再検討した。着目したのが、今の中高生がSNSでうまく自分を表現できる世代であること。自分たちの歌を自分たちで撮って、つなぎ合わせるという方法にいたったという。
3月初旬に自撮りでのCM制作…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル